とある理事のブログ

気になることのメモです。なお、個人の見解であって、所属組織とは関係ありません。

文部科学省の順法精神

文部科学省の一連の天下り問題に関して、何が問題かといえば、順法精神なのではないだろうか。

 

天下り自体の是非には様々な議論があるが、そもそも国家公務員法の規定に違反する行為、すなわち、違法行為が問題こそが問題。

 

文部科学省が国民からの信頼を失墜した」あるいは、「信頼を取り戻すことが重要だ」という報道等があるが、なにに対する信頼なのかをはっきりさせて方がいい。

 

それは、行政機関が違法行為及び脱法行為をすることが問題なのであって、そこの問題を鮮明にすることが大切なのだと思う。もしこれが、自衛隊組織だったらどのような批判があるだろうか。当然のことながら、自衛隊組織は順法精神を防衛大学校時代からとても大切にしているという。

 

今回の件では、まず第一に文部科学省という国家機関の順法精神が問われるべきだと思う。そしてその次に、天下りの是非や天下りを取り巻く官僚システムへの分析が行われるという順序だと思う。

 

官僚機構の順法精神がなぜ薄れたのか。この問いに応えようとする中で、第一次内閣から安倍内閣が進めてきた官邸主導への反発なのか、あるいはその他なのか、様々な政治と官僚とを取り巻く問題が見えてくるのだと思う。

 

論点を整理し、焦点をより鮮明にさせた上での議論や追及に期待したい。